■ヤッタオル!のタオルの話
綿花と人の歴史 ~名前の由来~
綿花と人の歴史 ~名前の由来~
綿花(コットンフラワー)は、ワタの種子についたふわふわとした実綿(みわた)のことを指します。見た目がまるで花のようであることから、「花」という名前で呼ばれています。本来は多年草ですが、耐寒性が低く、冬を越すのが難しいため一年草として栽培されるのが一般的です。
日本では綿花にさまざまな呼び名があります。例えば、綿花(めんか)、綿(わた・めん)、木綿(もめん)、棉花(めんか)、そして英語はcotton(コットン)です。木偏の「棉花」は土に植っている時や摘み取った状態を指し、糸偏の「綿花」は種子を取り除いた後や紡績工場で加工された状態を指します。また、「真綿」は蚕の繭から作られる動物繊維であり、植物繊維の「綿花」とは異なるため、「綿」は絹の「真綿」と区別するために「木綿(もめん)」と呼ばれてきました。