■ヤッタオル!のタオルの話

タオルの発祥

ヤッタオルのタオルの話


普段何気に使っているタオルですが、
ヨーロッパを発祥に使い勝手と性能の良さから世界中に広まった大ヒット商品です。

テルマエ

タオルの発祥
古代ローマには、数多くの公衆浴場(テルマエやバルネアと呼ばれていた)があり、
古代ローマ人にとって入浴は非常に重要で、1日のうち数時間をそこで過ごし、
そこでタオルらしきものを使っていたと伝えられています。
現代で使われているようなタオルは1811年頃(日本では江戸時代後期)
フランスでつくり始めたと言われています。

「Towel」の名前の由来

Towel,Tirer,oalla


「Towel」の名前の由来
タオルという言葉は、フランス語かスペイン語から派生した言葉だと言われております。
フランス語では「ティレール(Tirer)」
スペイン語では「トアーリャ(Toalla)」
どちらも「湿気をふき取る布」の総称ですが、今では布面にパイルがある「テリー織り」のものをタオルと呼んでいます。
「パイル」とは糸がループ状に織ってあることです。これがふんわり柔らかな肌触りと吸水性の良い理由となります。

タオルの工業化

タオルの工業化


タオルの工業化
1850年代イギリス人のヘンリー・クリスティがトルコを旅行した際、手工芸品としてつくられていたループパイル織物と出会います。そのループ状の織物の良さと可能性を感じ、イギリスに帰国後、サミュエル・ホルトに相談し手織機で試行錯誤を重ね、クリスティタオル工場が開設されました。
その後、クリスティのタオルがロンドン万国博覧会で展示され、「ターキッシュタオル」と名づけられ、またたく間に広まりました。その後、ホルトはアメリカにわたりタオル会社を設立し、機械工業化によりタオル生地の大量生産が可能になりました。

日本で最初のタオル輸入

タオルの輸入


日本で最初のタオル輸入
1872年(明治5年)日本で初めてイギリスから輸入されました。
大阪税関で「浴用手拭」として輸入された記録が残っています。当時は高級品で肌ざわりが良く暖かい綿タオルは、首に巻くなどマフラーのように使われたそうです。
今では濡れた体を拭くために「手拭」に取って代わり、吸水性に優れたタオルが現代の生活になくてはならない生活必需品となっています。

日本のタオル二大産地

手織り織機


日本のタオル二大産地
日本では二つの産地「泉州タオル」「今治タオル」が国産タオルの出荷額ほとんどを占めています。
日本製タオルの起源は明治時代に大阪府泉佐野で糸を緩ませてパイルを作る機械を考案、日本で初めてタオルの製造に成功したといわれています。また、おなじく明治時代に愛媛県今治にて織機を改造してタオルの製造を開始といわれています。
この二つの産地はどちらも上質なタオルを製造していますが、それぞれ製法に違いがあり「泉州タオル=後晒(あとさらし製法)」「今治タオル=先晒(さきさらし)製法」と、おおまかに言えば工程に違いあります。

現代のタオル国内生産と輸入

現代のタオルの国内生産と輸入


現代のタオル国内生産と輸入
現代においてタオルの国内生産と輸入は、総需要 約83,000トンに対し、国内生産約11,000トン(13.3%)、輸入は約72,000トン(86,7%)と大きく輸入が上回っています。
さらに、輸入国別の割合を見るとベトナムが47%で最大で次に中国で44%とこの2国で93%を占めます。他はインドネシア2.5%、バングラディシュ2.4%、インド1.6%、その他2.3%となっています。

熨斗(のし)の由来

熨斗(のし)の由来


熨斗(のし)の由来
熨斗袋や熨斗紙には右肩に、小さな折紙らしきものが貼り付けてあったり絵が印刷してあります。これは単なる装飾ではなく目的があり名前を「小熨斗」「折り熨斗」と言います。いくつか種類がありますが、帯状の黄色い物が折り紙の中に大切そうに包んであります。この黄色い物は「伸した鮑(あわび)」の代用品です。
古来より日本では、海に囲まれた島国で海産物は日常的な食品でした。大海は魚介や海藻など与えてくれまる一方、時には波高く荒れ何かも飲み込んでしまうこともある畏敬の念を抱く存在で、その神秘の海底より採れる「鮑」は時に白く美しい天然の「真珠」を抱いていることがあり、特別な神がかり的な力をもつ貝として重宝されました。
このような神秘的な力をもつ「鮑」を贈り物とすることは贈る相手の幸せを祈り「鮑」を添えて贈るいとう想いがこめられる事となります。

水引(みずひき)とは
水引(みずひき)とは熨斗包みに結んである紅白や金銀の紙紐のことです。
起源は飛鳥時代に、遣隋使とともに日本に同行した随の使者の献上品が、紅白に染められた麻ひもで結ばれていたとのことです。おそらく当時の日本人がこれを美しいと感じたことと、紐解くと結んだ痕跡が残ることで「封緘」の役目ともなり、贈答品を穢れなく先方に贈る日本人の心情とマッチしたことで、その後、宮中の貴族社会での進物作法として定着しました。当初は麻紐でしたが、製紙技術が発達してくると紙の紐が使われるようになり、江戸時代には紙の価格が下がると庶民にも広くこの風習が広まり今に至ります。
水引はそのままだとただの紙紐ですが結ぶ事でその役目を果たします。古来より日本では「結び」「結ぶ」行為には魂が宿り、その魂はすべてを良い方向に導く力があるとと言われています。「古事記」で登場する神の名前も「産霊神(むすひのかみ)」という字の神がおられます。「結」の字源は「吉」をさらに「糸」でしっかり結び守る文字です。「吉」には閉じこめるといった意味もあり、結ぶことも元の意味はそこにある力を閉じこめることでした。人生節目の儀礼に対し贈られる熨斗包みの水引結びは装飾だけでなく幸せを願う想いを込められた事となります。同じような行為ですが「縛る」とは全然違うものとなります。

水引結びの種類

水引結びの種類,花結び(蝶結び),結び切り,あわじ結び


「蝶結び」※諸輪結び(もろなわむすび)
この結び方は、ほどいて何度でも結べるため何度あっても嬉しい事に使います。結婚式以外の祝事やお礼・ご挨拶・記念行事などのご贈答に用います。

「結び切り」※真結び(まむすび)
この結び方は、結び目の先が上になるように固結びしたもので解けません。「人生で一度きりで二度あってほしくない」という想いが込められているため結婚式・快気祝いに用います

「あわび結び」※淡路結び(あわじむすび)
この結び方は、「結び切り」を基した飾り結びです。結び目が複雑で簡単に解けない固い契りの結び形とされ結婚式に用います。また、縁起が良いとされる「鮑(あわび)」を二つ並べた形とも言われます。

年賀タオルの由来

年賀タオルの由来


年賀タオルの由来 「御歳魂(おとしだま)」
古来、日本では新年を迎える際「歳神様」や「正月様」「歳徳神」とも呼ばれている年神様をお迎えしてお祝いする様々な風習や行事が生まれました。今でもお正月に鏡餅を「歳神様」へお供えするのもこの頃からのことと思われます。その鏡餅を歳神様が帰られる「松の明け」に「お下がり」として、家族に分け与えることで一年を無事に過ごせるとされていました。
新年の挨拶回りには、歳神様や仏様へのお供えをする品を「御歳魂(おとしだま)」をお互い持参した習わしがあり、その習慣が後に「お年賀」や「お年玉」になったといわれています。

江戸時代のオリジナル手ぬぐい」がルーツ
歌舞伎役者や落語家、相撲力士の人たちがご贔屓様に家紋やオリジナル図案で染めた「手ぬぐい」をお年賀として贈ったことが「年賀タオル」の由来と言われています。
その後も商人たちも手ぬぐいに屋号などを入れ、宣伝用に贈られるようになったそうです。それが明治維新以降、西洋文明が日本浸透「タオル」の輸入が始まり、やがて日本で製造されるようになり徐々に「手ぬぐい」が「タオル」にとって代わられるようになり、主に関東地方の習慣ですが現代まで続く「年賀タオル」となりました。
その理由はおそらく、日本人の相手を思いやる文化が続いていることと、誰もが使うタオルに安価に名入れ印刷でき
粗品として最適な品だと支持され続けているからではないでしょうか。

表書き「御多織留(おたおる)」とは

表書き「御多織留(おたおる)」とは


表書き「御多織留(おたおる)」とは
前に紹介した「年賀タオルの由来」にも記載しておりますが、元来「手ぬぐい」だったものが「タオル」にとって代わりました。熨斗紙に書く文字が「御タオル」では「倒る」をイメージさせるというので「御多織留」という当て字を考案されたようです。
実際、布地を織った最後の部分を「織留(おりどめ)」と言い、転じて物事の締めくくりのことを言うのですが、「織留」が「多い」ということは何度も成功を繰り返す音に通じるので、このような当て字を作り出したと言われています。また「御多越留」は変体仮名で「御たをる」と書かれているそうです。現在の平仮名が統一されるようになったのは明治頃からで、変体仮名とは標準的な仮名文字以外の仮名を指します。

「多」は「た」の元になった仮名
「越」は「を」の元になった仮名
「留」は「る」の元になった仮名

「表書き」とは熨斗紙の水引より上段に書く、贈り物の目的に関わる表記のことです。熨斗の表書きは様々ですが、シンプルに渡す時と相手を考えれば下記の通りです。

例えば…
お得意先など…「粗品」
新規のお客様「御挨拶」
新年の挨拶…「御年賀」「御多織留 ※主に関東地方」
万能的…「御多織留※主に関東地方」

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