■ヤッタオル!のタオルの話
綿繊維の特徴
綿繊維の特徴
綿の原材料は、アオイ科ワタ属の植物である綿花の種子から取れる繊維です。綿花の種子の表皮細胞が成長して得られる繊維で、天然の高分子であるセルロースから成り立っています。
天然繊維の中では比較的安価で最も使用量が多い繊維となっています。
■吸水性・吸湿性・通気性に優れている
綿の断面は数珠状の丸が並んだ形をしており、水分や空気を含むことができます。
■肌触りが柔らかくなめらかである
繊維の先端が丸くなっているため、化学繊維などと比べて肌に優しい。
■染色しやすく、発色が良い
染色性に優れており、さまざまな染め方ができます。
■耐熱性に優れている
高温にも耐えることができます。綿繊維には「より」があり、布地を起毛したり、パイルを立てたりすることで、繊維内に空気をたっぷり含ませることができます。そのため、衣類の保温性は布地が含んでいる空気量によって決まります。綿は空気を含むことができるので、冬にも暖かく着られます。
綿繊維のデメリットとしては、衣類として使う場合、繊維自体が縮みやすいため、しわになりやすい点があります。また、化学繊維に比べると綿は乾燥に時間がかかります。